993カレラ カブリオレです。
試乗中、油温が下がらず、オイルフィラーキャップから
オイルを吹き出しました。
右フロントバンパー内にあるオイルクーラーの強制電動
ファンも、油温が異常に上昇しても作動しません。

電動ファンのリレースイッチ、あります。
2個並んでますが、もう一つは、エアコン用電動ファンの、。
オイル温度が105度になったらリレーが作動、100度
まで、強制的に冷却します、正常であれば、、。
で、リレーが不調であったので、新品交換しました。

オイルクーラーの油音センサーも、この際、新品交換
しました。

右リヤタイヤのホイールハウス内にあるオイルエレメント
に組み付てる、エンジンオイルのサーモスタットも新品
交換しました。

サーモスタットが正常にフルストロークしてない様子が
分かると思いますが、油音が正常値80~90度付近で、
サーモスタットの作動し、オイルが、フロント右バンパー
内のオイルクーラーに送られていないことが判明しました。
新品交換です。
これらは、経年劣化です。
これまで上手く作動してたのが、徐々に作動範囲が狭く
なったようです。

全て、組みなおして各部作動点検しました。
正常に作動しました。
水冷エンジンのサーモスタットが、作動不良で、水温が
正常値まで下がらない状況と同じです、、。
そう、25歳の高齢!なので、各部劣化は免れません。

もひとつ、油温上昇でオイルフィラーキャップ(エンジン
ルーム左)から、オイルが吹き出しました。
ので、このゴムシールも新品交換します。

ちなみに、黄色いキャップは、964カレラ系用です。
なぜに、プラスチック製(ねじ式)からスチールキャップに
変更されたのか、、。
コストダウンか、はたまた、プラキャップに不備があったのか、。

24Hレースなど、歴代のポルシェレーシングカー、906、
910、907,917と、オイルフィラーキャップは、
金属(アルミ製)です。
プラスチックですと、熱変形、衝撃に弱いとか、過去に
不具合があったのかも、、。

国産エンジンのフィラーキャップは、樹脂製が多いです!
ま、レースカーとなると、オイルタンクキャップは、
殆ど金属(アルミ製)ですが、、。

つづく。