993カレラのエンジン、オイル漏れ修理です。
排気系のマフラーは、殆どがボルト&ナットが錆びついて、
外せませんので、グラインダーで、カット、、。
エンジン上部のインマニなど、補器類を外します。
オイル漏れの箇所を確認します。
これらは、クランクケースを止めてるスルーボルトと
言われてる部分で、このボルトに小さなオイルシールが
組まれてるのですが、オイルの油圧ラインをそれで止めて
るのですが、経年劣化で、その隙間からオイルが漏れます。
これらを交換するには、そう、エンジン全部ばらさないと、。
ま、手抜きして、スルーボルトのみ、交換する場合も
ありますが、通常は、クランクの親、子メタルの状態も
見たいので、、。
これは、ブローバイガスの出口の部分、、。
フロント、チェーンケース(鋳物マグネシウム製)のアルミ
クランケースのシール剤の間からもオイル漏れます。
外した補器類です、。
プラグコードも、、。
勿論、プラグや、ディスビキャップ&ローター、ツインディスビ
を駆動するコックドベルトも、、。
バルブクリアランスを油圧で、自動調整するラッシュ
アジャスターも、本当は、交換したいとろですが、
価格が、、。
絵は、排気マニホールドを固定するスタッドボルトですが、
これらも、ナットを緩めるとき、錆びついて、よく折れます。
インテークがエアのボルトも、、。
折れてしまったボルトなど、大変です、抜くのが、。
で、仕上げは、ヘリサート(アルミなどねじ山がつぶれると
ねじ状のスプリング形状したものを組み付け、ねじ山を
再生するのです。
これらは、911ナローなど、クランクケースが鋳物
マグネシウムの場合、スタッドや、ボルトを緩めるとき、
マグネのケースが、もろく一緒に崩れてくることがあり、
大騒ぎとなりまする、、。
空冷エンジンで、シンプルなデザインですが、これが、
3,6L 6気筒エンジンでは、レース用エンジンとしても
唯一無二の設計エンジンです。
この前には、5L、12気筒、ボクサーエンジンが、、。
あのホンダ宗一郎さんも、F1で、3L,V8エンジンを製作
されましたが、、。
自然空冷では、やはり、冷却しきれませんでした、、。
話が、それて、また、ヨモヤマ話になりますので、、。
つづく。