カレラ 5MTです。
今回、OS技研製4ピニオンLSDを組み付けます。
綺麗な車両です。
オーナーさんは、数年前に購入、色々チューンされており、
愛知県下のミニサーキットで、走行を楽しまれてます。

964系G50ミッションに組み込まれるLSDです。

印字にTCDと記入されてますが、これは、”トラクション、
コントロール、デフ”という意味です。

デフの効き方は、逆1,5ウエイです

OS技研のLSDは、特許製法で、特殊なセンターボディーが、
低速時の内輪、外輪差が出たときの、デフのクラッチディスク
自体が滑る摩擦音がガクガクとか、パきパキとかなりますが、
ひどいのは、その摩擦の擦れるとき、車体の揺れます、。
非常に、印象悪く、曲がり角を曲がるのが嫌になります。
それを解消し、全く異音を出しません。

そこで、このTCDタイプのLSDは、特殊な構造をしています。

 4ピニオンLSDという名は、中央に4つのピニオンギヤが
組み込まれてます、これが由来です。

また、このピニオンは、OS技研の創設者、岡崎氏の拘りで、
鍛造で作られており、非常に頑丈です。
BBS製に鍛造アルミホイールと同じ、製作工程を持っています。

このセンタボディーは、絵のように、バネで、両サイドから中央に
押されてます。
ということは、通常は、両サイドにあるクラッチディスクが、
フリーに動けるので、左右の回転差による、摩擦抵抗が少なく、
摩擦音が出にくいのです。
それで、尚且つ、そのクラッチディスク面に、機械加工で、円周上に
溝を入れ、オイルが保持しやすくしたのが、TCDタイプと呼ばれる
所以です。

通常タイプ、スーパーロックは、絵のように、クラッチディスク面は、
縦溝しか入ってません、。

ので、スーパーロックタイプも、摩擦音が出にくいですが、尚且つ、
オイル保持の良いTCDタイプは、高級スポーツタイプのセダンなど、
LSDを効かせたいが、摩擦音はヤダ!という、わがままなお客さま
に、しっかり、対応できるのです。

アイコードがレクサス 初期のISFにLSDが組まれてない時期、
このTCDタイプを600ケ以上、販売出来たのも、この性能の
おかげでありまする、、。

以上、OS技研、私設応援団長、ツルタがコマーシャルをお送りしました。

それら以外のも、すごい耐久性や、過剰品質の特性、など、
従来の4ピニオンLSDの常識を覆しております、。

アタシの30プリウスにも、現在、17万キロ走破してますが、
このスーパーロックタイプを5000㎞時より組み付けております。
クラッチディスクの摩耗した鉄粉が、CVTや、ミッション内の
ベアリングや、ギヤなと痛めるのではと、某トヨタさんの
ミッション担当者さんから、危険であると言われました、。

がしかし、現実にアタシの過激な使用にも耐え、現在、オイルも
交換せず、元気に走っております。
OS技研,恐るべし!でありまする、、!

つづく。