944 S2です。

今回、クラッチの調子がおかしいので、クラッチカバー&
ディスク&レリーズベアリング&レリーズシリンダーを
交換します。
この車両は、ポルシェ初の水冷フロントエンジンの924
から進化した車両で、944ターボSなど、当時のカップ
レースを席捲した、非常にバランスのとれた車両です。
何度も言いますが、、。

クラッチは、ミッションがリヤサス側にある為、プロペラ
シャフトを通してるパイプをリヤのミッションごとはずしてから、
クラッチ系を交換する為、要領がいります。
また、アタクシのオールドストーリーが始まりますが、

1975年、発売された924に、いまは廃業されてますが、
東大阪に、ミツワ正規ディーラーのレッドラインさんという
ポルシェディーラがありました。

そこの社長さんは、日本グランプリに、レッドラインスペシャル
という車両で参加された、レース好きにお方です。
そこから頼まれて924にターボKITを開発し、確か
6台くらい手作りで製作し、納車しました。
その時、アタシャまだ、青二才の若きシグマエンジニアで、
1人で作業してましたが、見よう見まねで、エンジンを
降ろしました。
当時は、燃調がKジェトロといって、電子と機械式の
燃料噴射装置で、色々と苦労しました。
そこで、名古屋のミツワ自動車の工場長を訪ね、Kジェトロに
仕組みなど、教えていただきました。
彼とは、今でも交流があります。

つづく。