エンジンの構造は、最近のポルシェ以外のBMW,ベンツ、VWなどに比べると最新の技術は先を競っては投入してません。
あくまで確実に一歩下がり気味で進化してるといった方が当たってるといえます。
しかし、ことECUの発達により15年前のテレメトリシステム,これはF1やポルシェ962Cなどレーシングカーが取り入れたシステムで、車両に付いてる各種のセンサーがピットの待機してるテレビの画面にデータが映し出され、それを技術員がチェックしてまして、例えばエンジンの油温が110℃を超えたら、ドライバーに無線で連絡してエンジン回転数を500RPM落とさせるとかしている技術を生産車に導入してます。
予断ですが自分がある国内の962Cティームにレースメカのアルバイトをしてた時、レース中ピットでテレビ画面を見ながらチェックしてまして、ドライバーに指示を出してました、”もう500RPM落としてください、燃費が悪いし、ギヤオイルも10℃オーバーしてますので、、!”
ポルシェ997ターボは、そうしたセンサー類がたくさん付いてまして危険な状態になると自分で制御するか、ドライバーに伝えます。
その例が、絵の排気温センサーですが、絵ではすでにターボがギャレット製に変わってます。
エクゾーストマニホールド(ヘッダー)の集合部分に何か刺さってますよね!
これが内部の温度を測ってるセンサーで、純正から付いてまして何秒間置きに測定してます。
で、最近は1,000℃くらいまでは平気だそうです。
この時の燃調も非常に薄く、数値は公表できませんが10年前では考えられないくらい薄いです。
多分、この数値でセッティングしてたら確実にエンジンブローでしょう、、。
ですから、700PS出せても燃料消費率も優れてます。
もちろん点火時期もデータとして管理してますECU(エンジンコンピュター)が、車両事態が小さなエンジンダイナモ室、及び管制室といっても過言ではありません。
余程のアホなことしない限りエンジンは、壊れなくなりました。
つづく。