18bc941f.JPGターボのインペラー側の風量で大体どのターボに決定するかを決めます。
それから、今度はエクゾースト側のポート径を低速型、高速型と決めていきます。
ツインターボをドイツではビトルボと呼んでます、シングルターボでは964までのターボ車、これをドイツではモノターボと呼んでます。では、低速からパワーが出しにくい為、最近ではツインで全域をカバーするようになりました。

尚且つ、997では、より小さく高性能にする為VTGとしました。
まあ、ニッサンGTR(R35)ではアクチュエター形ウエストゲートが付いてる従来型ですが、こいつは低速からパンチあります。
弊社では、すでに3台ほどGTRのECUチューニングをやりましたが、ターボが小さい為、そんなにパワーアップは望めません、せいぜい35PSくらいです、、、。

今回、700PSオーバーのターボは、ギャレット製のツインです。そうHKSさん等が、使用されてる従来型です。ですから、低速からのターボの効きはノーマルに比べるとやはり低速からの加速は鈍ると思われます。
この辺は、今後ターボを純正でインペラーのみ改造してパワーアップできるようにすれば、600PSくらいまではファインチューニング仕様でいけると思います。

カムまで交換すれば、650PSくらいまで、、、。
希望は尽きませんが、我らチューニング屋の悲しい嵯峨で何かいじらないと気がすまんのです。
まあ、997GT2用ターボを使用すれば650PSくらいはECUとマフラーくらいで出てしまうでしょうが、どれだけの方が、GT2ターボを997ターボにそれを装着する気になるか等、商売にはならんと思っております。
兎に角、加給器というものは面白い道具であります。

大きく分類すれば、ジェット機でも空気を圧縮して火を付け膨張させてその高圧ガスで推進してるんですから、、。
ロケットも液体燃料を高圧にして噴射し燃焼させてますが、その高圧にする為にたくさんの加給器を使用してることをご存知でしょうか、、、。
単純な機械ですが、やはり利用分野を広いように思います。
絵は、そのギャレット製です。
つづく。