韓国事情
そのタクシーでラッシュアワーの夕方、ハンガンという大きな川がソウル市内を東から西に大きくUの字を描いた状態で流れているのですが、自分達の泊まっているミョンドン地区は、北側にあり目的地が川をはさんで南側なので北から南に橋を渡って縦断します。
その橋をわたる手前の中心街の交差点での渋滞の原因が、日本では考えられないのですが
信号が青から赤に変わっても左折車(交差点を横切る車両)が、そのまま止まらずに横切ろうとするので青になった直進車は前をさえぎられてるので進めず、そのまま赤になってしまうのです。このまま未来永劫交差点は横切ってる車両で動かないのです、、、。
なんと警察がきて交通整理しないと渋滞のままです。
で、自分達の乗ったタクシー、ヒュンダイのソナタですがこの車両はビッグヒットらしく町中がソナタです、、。その運転手さん“いつもこれだから商売あがったりだわ”とか、なんとか言いながら、交差点の手前50Mくらいのところから(韓国は右側通行です)左の反対側走行車線に入り、交差点に突入そのままSの字を描くように抜けていってしまいました。 まるで天皇陛下か、救急車状態です。
ここで韓国のタイヤ事情ですが、現在スーパーGT選手権でもポルシェにハンコックタイヤとセリカにクムホタイヤが韓国より参入され、ハンコクタイヤはかなりハイパフォーマンスが高いようでこれを装着したポルシェは常時上位を入賞しております。
国産タイヤあやうしです。いつまでも韓国製だからと言っておれません。
また、この国の税制は日本同様厳しくガソリンは、レギュラー91オクタンレベルで1リッター、180円くらいです。これはドイツ200円に続くくらい高いです。
デーゼル(軽油)についてもデーゼル車は、まだ少ないですが同等レベルに値上がりしたそうです。ということで、まだ日本では150円くらいで大騒ぎするのは、、、、、。
そして、今回、お客さんと一緒に食事をしましたがその方は弊社までポルシェ996ターボを自走してこられ550PSのチューニングをして頂いたのですが、もちろん又、釜山までフェリーで運び、そこからソウルまで自分で試運転がてら乗ってかえられました。
その方が“韓国では、ハイオクを売ってるスタンドが少なくガソリンタンク量の少ないターボ(約65L)では、長距離を走破するには途中のスタンドでハイオクを売ってる所をあらかじめネットで調べておくんですって、、、、。
また、町を車で走っていると車両のサイドにステッカーで“INTERCOOLER TURBO”
と、堂々と貼ってある車両が多いです。日本や欧州ではものこのロゴは、ターボ車なら当たり前なので、貼ってない車両の方が多いです。時代の流れでしょうか、、、。
韓国では、自動車レースも日本などから指導を得て年々広まってきてますが、ことストリートチューニングについては、違法改造ということでチューニングショップが摘発を受けており規制は日本以上に厳しいのです。
実は、自分も98年にある方の紹介で韓国の業者を紹介され、韓国でヒュンダイのテビロン(2L,NAエンジン)という若者向き車両(日本でいうとレビン、トレノ4AG)でターボキットを製作し、韓国でKITとして売りたいが為の話がありました。
で、何度か行き来して車両もこちらに運んできて仕事に入ろうとした時、この業者が金を使い込んだのか向こうのスポンサーとトラブリ、計画は頓挫した経験がありましたのでその辺の自動車パーツ販売の難しさは感じておりました。
またその後、今度は別のルートから自分の技術(ターボ開発)を韓国のある自動車メーカーが指導して欲しいとの打診あり、自分は選考され約1Wそこの技術部に缶詰状態で並みいるエリートを前に講義しました。
彼等のそのころ(10年前)のターボの知識は、ほんとに低く自分の非正統派知識でも喜んでくれました。そのころの経験が今の韓国のターボ車両にフィードバックされていると思うとちょっと嬉しく思いました。
エンジンダイナモに載ってるそのころのそのテストターボエンジンは、ブローした奴を見ましたがピストン形状、材質、プラグの熱価、圧縮比、等主要部品から知識は低かったのです、自分のレベルでも、、、。
てなことで、その晩はカルビの焼肉をサンチュに巻きながらおいしくいただいたのであります。水キムチもおいしかったです。
翌日、体中がキムチになったような状態でいよいよ本命のチャングムツアーです。
泊まってるホテルで朝、そこのホテルそれは結構有名で、とても美味しいですとツアーガイドさんに洗脳されていた“あわびがゆ”を食べました。
いざ、出発、AM8時20分、ロッテホテル駐車場発のチャングムツアーのバスに乗り込みました。
お客さんは自分らも含んで殆んど定員いっぱいの40名くらいです。
今年はそろそろ、ヨンさまツアーも飽きられたみたいで日本からの観光客は前年度比30%ダウンだとガイドさんが言っておりました。ガイドさんといっても日本のバスガイドみたいな専門職でなく、日本語の出きる添乗員です。女性の、、。
そして、その男性客はというと自分と、自分とは違い本当の新婚カップルのその2人だけです。 あとは、下は20くらい、上は60台のご婦人ばかりです。
つづく。
初めまして、ブログってけっこう難しいですよね!
気になってコメントつけさせていただきました。
ちょこちょこ拝見させていただきます。