レクサスRCF用5L 2UR-GSE]エンジンです。
右がRCF/GSF用ピストンです(以後、RCFだけ表示)
ピストン頭部の形状を見比べると、右のRCF用が
やはり、圧縮比が高いように見えます。
実際の圧縮比は、、、。
ISF 11,8
RCF 12,3
0,5もRCFの方が、高圧縮です。
それが、エンジンパワーの数値にも出ています。
ISF 423PS/6500RPM
RCF 477PS/7100RPM
RCFは、54PSもパワーアップされてます。
その要因の一つに、その時のエンジン回転数。
7100-6500= 600RPM
600回転もエンジン回転数を上げています。
材質は、セミ鍛造といって、鋳造時に圧力を掛けて、
鍛造の性質に近づけておりますが、100%鍛造では
ありません。
これが、ピストンの裏側です。
鍛造製品であれば、この様な鋳物表面の模様をしてません!
もっと、滑らかです。
お節介ですが、絵は、右がポルシェ997ターボの
鍛造ピストンです。
ポルシェも、カレラ系は、コストダウンの為か、鋳造です。
993までの空冷ポルシェは、そう、全て鍛造製品でした。
ということで、RCFになって、ピストン、カムシャフト、
そして、電子スロットルの直径も大きくして、また、
排気系も完璧ではありませんが、内径を大きくして
排気効率を上げてます。
パワーアップの為、オイル冷却も強化されてます。
レーシングエンジンのチューニングメニューを殆ど全て
採用して作られたのがRCF/GSF用エンジンです。
ですから、これ以上のパワーアップは、重箱の隅をいじる
ような、もっときめ細やかなチューンが必要な訳であります。
ポルシェの車種別の中に、モータースポーツ用としてGT2,
3が用意されております。
例えば、ストリートモデルのカレラ系に対し、GT3という
スポーツモデルは、全ての箇所にモータースポーツを楽しめる
ように、いろいろな部分が強化されております。
このような車種をRCFも採用されると、、。
ま、GTRなども、ニスモスペシャルなど採用してますが、。
GRMNでは、採用されるかどうか、、。
じゃあ、何台売れますか?などと、、。
プリウスライトウエイト仕様から、始めますか、、、?!
軟弱なツルタであります!
つづく。