996GT3前期モデルのエンジンです。
ミッション、特に、12速は、殆どギヤーと言いながら
しか、入りません、。
で、入庫しました。
すると、ミッションをばらして、原因を捜しました。

1,2速(メンドラシャフトと一体なので、1,2速9
は、シンクロハブが、もう、グシャグシャ状態、この
ような状態は、久しぶりに見ました。
そうとう、無茶して、ギヤシフトしたようです。
ポルシェ911,ドライサンプエンジンは、最終モデル
で、G50系の空冷からのミッション型式を継承
してますが、ポルシェシンクロといって、とても、
頑丈なミッションで、ルマン24Hでも、オイルクーラー
を追加して、同形状が使用されてるくらいです。

また、脱線しますが、1987年、サードMC87が、
東京R&Dの、小野さん(シグマMC73など設計)に
車体を設計、製作、また、当時、まだ、国内では、
ドライカーボンのシャシーなど、どこにも製作など
出来なかった時代、東レの技術で、製作されました。

で、MC87は、ミッションをこのG50系を採用
しました。

しかし、どんな頑丈なミッションでも、クラッチを
踏む前に、ギヤをシフトすれば、そう、シンクロなどが
損傷し、入りずらくなるのは必定、、。
ということで、ポルシェ社は、レーシングカー(911
GT3Rなど)のギヤシフトは、しっかりクラッチペタル
を踏んでから、シフトしなさい!と注意してました。

ミッションをばらし、内容を確認。
1,2速用シンクロハブなど、シンクロナイザーリング
など、部品をPJに発注しました。
しかし、答えは、1,2速用シンクロハブ、そして、1,2
速ギヤセットは、欠品中、。
2023年6月に、再度、注文してそこでも、出ない場合
あると、不安をあおる回答が、、。
で、ドイツ、欧州、北米と探し回りましたが、世界中で、
欠品に対し、皆困ってるようでした。

シンクロハブは、
で、国内の友人、知人に聞きまくりましたところ、ある
友人の知り合いが、事故車から外した中古品なら、あると!
で、背に腹は代えられないので、状態を聞き、十分、堪えれる
と判断しました。
そして、次は、1,2速ギヤセットです、。
これは、友人(元ミツワの)が、997GT3用が使えるぞ!
などと、、。
しかし、ギヤ比が少し違うけど、、。

調べたところ、1速のギヤ比は、同じ、2速が数値で、
1ギヤ比が低いのです。

これから、洗浄しながら、組んでいきます。
部品が、旨く全部揃ってれば良いですが、、。

つづく。