トヨタ自動車に、FZエンジンを搭載した車両です。
そして、このエンジンには、当時TRDで販売したターボ
が組み付けてありました。
それを、この車両に搭載したのであります。
で、ECUのセッティングをアイコードで、、。
この後方排気の部分に、小さなIHI製のターボを、、。
そのターボのシャフトが焼け付いた為、代わりの同型の
IHI製ターボを捜してきて、交換しようとしたら、排気の
フランジが違っていた為、鋳物エキマニに溶接でフランジを
拡大しました。
このヴィッツターボKITは、当時、TRD社から売り出されましたが、
開発途中、加給が始まると異音(キュウーン)と鳴きました。
それを解決するため、アイメックに持ち込まれ、原因究明した
因縁のエンジンであります。
ターボは、当時のスバルレガシーのツインターボの片割れを
使用して、、。
エキマニで思い出しましたが、アタシがブリッツ設立時代、
昭和55年以前のHKSさんの後付けターボKITがすでに
試乗に販売されてました。
例えば、2Tのコロナ、カリーナ、セリカのエンジンに
ターボKITというと、純正の鋳物エキマニに四角いフランジが
特殊な鋳物溶接でくっ付けてあるのです。
そう、純正エキマニ改造というヤツです。
ターボからの排気管は、曲げたパイプ,直管と、ワイルドな内容
でありました。
当時のショップのおじさんは、それらから溶接シタリして、
組み立てていくので、なんでもこなしました、、。
もちろん、その後はきれいな鋳物エキマニが登場するのですが、
その製作下請けは、HKSさんは、静岡ですが、豊田市にある
特殊技能を持った、施工屋さんで作るのです。
そこは、シグマ時代、アタシも探し当てて、鋳物エキマニを
発注していたとこで、今では時効ですが、親父さんが”おい、
エエもの見せやる!”と、〇KSさんの試作エキマニを見せて
もらいました。
現物に、粘土で成形したフランジのターボ用エキマニを、、。
”えっ、図面無くてもええんですか、、!?”
”そう、現物で、型取るからの!”
”あたしら、一所懸命、寸法とって作図してるのに、、!”
”じゃ、これからは、こっちも、現物で型取りで、粘土
仕様持ち込んでエエですか、、?”
”エエよ!”
しかし、ことは、簡単に運びませんでした。
シグマの社長(現会長)の加藤さんが、”お前、何
やっとるだ!”
”ちゃんと、図面で起こせ!””
ということで、手抜きは出来んのじゃった!
つづく。