964に、レカロ SP-JJというリクライニングシートを
組み替えようとしてます、、。

純正シートに比べ、幅が大きい。

純正が、最大幅500mm以下に対し、530mmくらい
あり、サイドの背もたれ調整ノブに手が入らん!!

尚且つ、センター側のシートベルトキャッチが、センター
トンネルの壁に当たり、シートスライドすると擦れ、モケット
が損傷、、。
ということで、オーナーさんに報告!
これ以上、狭いシートは、バケットタイプしかありゃんせん。
純正シートが腰の部分が狭いので、幾分広いヤツ!に交換
したいので、バケットタイプがあったとしても、意味がありゃんせん!

ということで、却下と相成り申した!

フロントロアアームのウレタンブッシュの強化品と交換
してます。

交換した右側!

今、外そうとしてる左側!

交換したら、アライメント調整です。
これで、直進性が回復すればよいですが、、。

大体、911は、最後部のリヤに一番思いエンジンが乗って
いますので、高速などのフロントの浮き上がりは、当たり前!
それを、工夫して高速直進性を出してます。
911ナロー時代の初期には、その問題をクリアするために、
フロントバンパー内におもりをいれたそうです。

当時の最高速は、200km弱です、、。

964は、最高速250km、、。
実感としては、やはり、200km以上の速度域は、安定性
に掛けます。
ので、色々空力や、アライメント、車高など手を加えるわけです。
また、964時代は、7~8年経過した車両は、リヤバネの
経年劣化により、大体のカレラ車両は、前上がりの車高になり
ます。
ので、セカンドオーナーさんなどは、購入して気持ちよく高速
を走行すると、振られる車両が多かったです。
また、タイヤもN指定という厄介な専用タイヤでないと、直進
安定性が保てません、、。
これは、通常のタイヤのサイドウォールの強度ですと、リヤの
重さに耐えかねて、タイヤが変形するのです。
ちょうど、空気圧の異常に減った状態で走行すると、ステアリング
をまっすぐ持っても、車両が左右に振られる状態と同じ、、。

15年くらい前、ゲンロク誌取材で、アイメック時代のチューンド
964(車高低)と、自動車ジャーナリスト、吉田匠さんの
マイカーと、箱根路を乗り比べました。
本人さんの964カレラは、全くノーマル、、。
もう、フロントがというより、リヤが車高が下がってる為、1960
年代のアメ車や、国産車みたいに、いつもフロントが加速状態
の跳ね上がったカッコウ!

でも、これが、フロントのショックストロークが上がるため、
箱根のいつもの取材コースのワインデングでは、合うのであります。

ので、アイメック号は、乗りにくいと悪評でありました。
が、サーキットでは、もちろん圧倒しましたが、、。

ということで、911は、この高速直進安定性をサス以外の
空力で補うのであります。

964カレラは、どちらかというと250kmでは、純正
足回りだと、そう、ちょっとスリルを味わいます。
ので、ショックだけでも、新品交換して、フロントロアアームや、
ショックのアッパーサポートだけでも、新品交換すると、
蘇りますです。

つづく。