こんな恐ろしいことが、その当時はあったという事実を、、。
その当時、豊田市にも日産チェリー販売の営業所が
1店舗だけありましたが、いつか無くなりました、、。
フランチャイズによる、地元のカーディーラーは、
カーメーカーからのノルマを達成すべく、営業所一丸となって
販売に全精力を注がれるのですが、いくら売ってもノルマが
達成出来ないほどの台数を毎月メーカーは送ってきます。
それをさばく為に、否応無しに新車登録を自前でやり、新古車として
赤字覚悟で業者に出すという、そんなことまでやらないと
毎月の支払いが滞る、、。
メーカーからは、白紙手形を要求!
これは、自分の常識では考えられません。
蟻地獄にはまった様なむごさです、、。
その当時、トヨタ自動車さんと日産自動車さんは、売り上げ台数を
競い、日産さんは何とか売り上げを伸ばそうとする為に、
このような方法で各地の名士が苦しんで、挙句に、、、。
結果は、優秀な社員が次から次へと辞めて、トヨタさんに入ることで
余計販売台数に開きが、、。
結果、ルノー社に身売りする羽目になるのですが、
著者”篠田喜作さん”は、岐阜市で裸一貫から当時資産1500億円
を有する岐阜の名士でした。
岐阜県、いや全国でも日産車両販売日本一に何度も
なられた素晴らしい会社をお持ちでしたが、、、。
それをまるごと剥ぎ取られたそうです。
この本の内容を、3000回を目標に現在81歳の屈強な
体と精神力で、全国を公演して回っておられます。
この執念、見上げたもんです。
このくらいの根性でないと、、。
しかし、大きな会社でなくって良かったと、、!
つづく。