”白鶴30プリウス”は、現在量産試作のサスKITを付けて、あっちこっちと走行テストしてます。
昨日は、近所の方で30プリウスのSパッケージを購入され、ご自分で色々チューニングされました。バネは、RSRのダウンサスのみ、タイヤ&ホイールは、通販で16インチの計55,000円(安い!)レザー風シートカバー、HIDKIT、ナビと全部で30万円くらい、、。インタネットお買い物の典型です!
この方は、IS-F,ポルシェ993、Z30(昭和のキャブ車、ギンギンのチューニング車)など、スポーツカーをこよなく愛しておられますが、このプリウスには、社用車ということもあり、18インチホイールなんかとんでもない!と言われ、16インチのホンワカ仕様で乗るんだそうです。
弊社のこの辺の状況をプリウスオーナーは、気にされてると感じ、車高は下げたいが乗り心地は維持したいなどと無理な注文を受けざるを得ません。
もちろん、弊社のこの度のサスKITは、その辺を十分考慮し、高価ではあるが、その分、どのような状況でも満足いただけるよう作りこみをしました。
18インチホイール使用時でも、ヒタヒタ走行できるよう、、。
しかし、ここでも一つ重要な問題をオーナーの皆様にご理解いただけるよう説明が必要かと思ってます。
実際、皆様、タイヤの空気圧は、どの基準で設定圧を決めていると思われますか、、。自分も色々各方面に問い合わせ、ご解答をいただきました。
その結果は、明快な答えがありません。メーカーによりまちまちです。
トヨタさんは、大体25℃付近での冷間時を対象として圧を決めておられるようです。
これが、北海道や、ドイツ北部の冷夏0以下では、どうでしょう、、。
タイヤ内の空気圧は、温度と気圧で変化します。
トヨタさんの説明ですと、そのような環境の変化の中でも対応出来る数値だそうです。しかし、これは国内の法律で180kmの最高速度範囲内です。
ポルシェの設定値は、リヤタイヤで997ターボの場合、2,7です。定員4名が乗車の場合。3,0です。300kmの最高速をだせますので、、、。
そして、この設定値は20℃の場合と書いてあります。
この話をしだすと長くなりますが、0,1Kgくらいの圧力変化でも乗り心地は、プリウス級車格、車中では変わってきます。一般の方でも感じます。
その為、タイヤ空気圧は、タイヤの性能に大変重要な役割をしています。
闇雲に圧を上げてタイヤの転がり抵抗を減らし、高燃費走行されてる方も含め、サスペンションのチューニングに空気圧のチューニングも欠かせないことを十分ご理解いただきたいです。
一般走行は、サーキット走行より条件が厳しく、適正空気圧が常に要求されることを念頭において欲しいのです。
あのポルシェでさえ、19インチ30%のアスペクトレシオでゴツゴツ感を指摘され、電子制御に踏み切りました。如何に低速走行時の走行安定性が重要であるか、、、。
タイヤ圧ゲージの一つくらい、車中に置いておきたいものです。
つづく。