絵は、左右のドライブシャフトをロックさせる為に、使用されるディスクです。
要は、クラッチのディスクと同じ要領です。
長年使ってるとこのメタルディスクが減ってきてロックしにくくなり、オーバーホールが必要となってきます。
が、このOS製TCDタイプのLSDは、10万キロくらい平気で持ってしまいます。
その為の機能が世界特許となる所以です。
自分も当初は、通常の4ピニオンタイプのLSDと理解してました。
しかし、OS技研さんの技術者がくわしく機能を説明していただくにつれ、画期的な設計であり、LSDの概念を覆す機能であることを今回理解しました。
高級車両である為、いままでLSDなどの過度なスポーツパーツは敬遠されてきました。
例のパキパキ音やホイールスピンによる挙動不安定が、発生するであろうと、、。
しかし、近年のハイパワーセダンなど平気で500PSをこえてくる車両が、スタート時に激しくホイールスピンするかと思えば、TRCが働き失速して思うように加速できない等、苦情が多々あったのが実情であります。
その為、新しいベンツもLSDをオプションで準備されるようになりました。
今回のTRCLSDは、そのような車両にはもってこいの商品です。
もちろん、従来の大衆車、スポーツカーにも必需品となるでしょう。
変わったところではハイエースなど背の高いワンボックスなどの車両もいちだんと走行性能が向上し、高速道での不安定感も解消されるため、売れているのだそうです。
チューニングパーツ、スポーツパーツと毛嫌いせず、素直に受け取っていただけるなら、本当に真価を発揮するパーツであることは疑う余地もありません。
ドリフトというんじゃなく、アクセルに追従する走行性能を発揮することを是非体験していただきたいです。
何度も言いますが、IS-Fの400PSを全域で堪能していただけることをお約束します。
つづく。