IS-FのLSDのお話をする前に、ベンツC63という車両が、当初LSDを装備しないで発売したところ、軽い車体に6,3Lもある大馬力を積んだこの車両が至る所でリヤホイールをホイールスピンさせながら、すぐにTRCが効きパワーダウンするお話を前にもしました。
自分は、ベンツにはあまり興味はありませんので気にもしなかったのですが、最近マイナーチェンジしたこのC63は、LSDを準備したそうです。
天下のベンツでさえ、ブレーキLSDと称する機能は、失敗に終わったのか、あまりのユーザーのクレームに根負けして、メカロッキングシステムのLSDを採用せざるを得なかったのか、、。定かではありませんが、単純なLSDを、、、。
同じことが、大排気量の昨今のスーパーカーには言えます。
まあ、それが4WDに進化していったのですが、、、。
素人の方がいきなりこのようなモンスターマシンを操れるとは思えませんが、センスの良い方なら1ヶ月もしない、いや1週間も乗っていましたらいやでもカウンタステアを理解し、苦も無くスライドコントロールを覚えてしまうでしょう。
それが証拠には、今回、蓼科、女神湖で行われた氷上走行で、初日には戸惑っておられた初心者の方々は、2日目には、ちゃんとカウンタステアを切って、氷のスラロームコースを時々スピンしながらも、一生懸命練習され上手に回っておられました。
意外と簡単に覚えてしまうものなのです。
今回、そのスラロームタイムタライアルで最速ラップタイム賞を取られたのは、ある奥様でした。よく練習されてました、、。
メーカーの心配も気宇に終わるのでしょう、、。LSDが危険でなどと、、。
IS-Fにおいて、国内最大級のハイパワーセダンスポーツにLSDが必要であるということを今、オーナーになられた方は、身をもって体験されるでしょう。
弊社は今、IS-F用LSD第2ロット目を製作中です。ご予約のお客様しばらくお待ちださい。
こんな次期にありがたいことです。
つづく。