ポルシェ993カレラです。
程度の良い車両で、すぐに嫁ぎ先が決まりました。
で、オーナーさんが指摘しました、唯一の欠点!
前後フードダンパーが経年劣化で、役に立ちません。
大体、ポルシェのフードダンパーは、5年くらいしか持ち
ません、、。
絵のように、エンジンフードを上げたままにするのに、
つっかえ棒が必要なのです。
以前も、良く交換してましたが、今回、無償で交換する
約束しましたので、アイコードのメカは使えません!
アタシが直に交換します。
フロントフードも結構面倒でしたが、リヤは更に、。
で、これらの実況中継をします。
フードダンパーは、絵のようにダンパーとシャフト&
クリップでボディに固定されます。
まず、左側のヒーターのモーターケースを外します。
これが、結構、狭い隙間で6mmのボルト2本で固定されて
ます。
まず、奥側のダンパーノクリップを外すのですが、手が
入りにくいし、長いドライバーでひねって外すと、クリップが
ポロっと落ちてしまうので、マグネットを用意して、、、。
そうやって、手前側もクリップを外していきますが、
良くこんな狭い空間でドイツ野郎は、あの熊のような
大きな手で、この交換をしてるのかと思うと、尊敬
します。
まあ、エンジンを降ろした時に必ず、作業すれば、事は
簡単に行えますが、、。
完成です。あとは、ヒーターモーターケースを
元に戻します、、、。
右側に移ります。
エアクリーナーケースを外します。
こちらも、ダンパーの奥側の固定位置は、かなり奥で
手を必死で伸ばして、、。
マグネットを添えて、クリップを長いマイナスドライバーで
こじりながら半分外し、スーと抜きます。
もう、最近細かい作業などやってないので、体中が中腰の
姿勢で苦しく、メカニックは大変だ!などと、、。
ダンパーを外したら、新しい物に交換します。
要領は一緒で、、。
どうです、勝ち誇った汚れた手で、交換した2本の
ダンパーをまるで、マツタケでも取ってきたかのように
見せびらかしてます。
何か、スゲー作業をこなした後みたい、、!
ということで、993カレラの前後フードは、開けると
今までは、つっかえ棒がないと固定出来ませんでしたが、
今は、オリンピックの体操選手のように、着地した後に
両手を広げてるように、、。
どうです、ツルタの仕事です。
ああ、しんどかった!
つづく。