ゲンロク号
997ターボシロは、2月上旬にブローしてすぐ、
エンジンを分解しました。
で、現在、次回の取材に間に合わすべくOHしてます。
シリンダーヘッドは、加工屋さんに、、。
クランクケースは、絵のようにすでにOHを、、。
エンジンブローの原因となった右側バンク6番
シリンダー&ピストンです。
ドイツ マーレー製純正鍛造ピストンが壊れると、
このように、溶けるまでピストンリングの棚は割れません。
シリンダーはスリーブタイプの為、スリーブ自体に
高熱で溶け、穴が、、。
時間にして数秒でこうなったと、、。
症状としては、燃調が薄く、ノッキングしながら、そのまま
パワーを掛けた為、異常燃焼と同時に、ピストンが燃焼
温度(瞬間には、1500度近く)で、一瞬に溶けて、スリーブ
にも穴を開け、冷却水も混じりこんだと、、。
ピストンに穴が空いたので、クランクケースからのエンジン
オイルが燃焼室に入り、白煙をターボのエグゾースト
ハウジングでも加熱に、白煙を、、。
火が出なかったのは幸いかと、、。
エンジン本体、ターボ、クーラー類と全てが被害に遭い
ました。
すでに、部品は交換するものは手配、修理出来るのは
直して、、。
今回、ピストン&シリンダーは、6気筒全交換と、、。
997カレラ4Sのピストン&シリンダー引っ掻きキズも
そうですが、何故か被害は6番シリンダーが最初です。
やはり、冷却潤滑系統では、この辺りが弱いようで、、。
つづく。