2014年8月のニュルVLN第6戦に
参戦することになりましたが、そのきっかけは、
古い友人でありますレクサスIS-Fなど、矢口さんの下、
走行試験を担当するMさんという方が、65歳の定年の
記念にということから始まりました。
某T自動車さんでは、ニュルブルクリンクを公式に走行出来る
方は、非常に少なく、ポルシェ社やベンツ、BMWなど欧州の
カーメーカーさんのように、部品設計者が自らステアリングを
握って、1Wもニュルを走るなど、考えられません。
現に、今回のレースにも助っ人として多くのカーメーカーさんの
技術員、テストドライバーが有償、無償で参加してます、、。
そこで、Mさんは、既に正社員ではないので、社内規定である
社員は出場出来ないことには、触れないので、定年記念に
参加を決意されました、、。
それにジブンが加わったと、、。
このVLN耐久レースは、最近のニュル24Hレースに参戦するには、
あまりに車両の速度が速くなり、高速追突事故など、死傷者もでる
事故が多くなり、2000年くらいまでは、気楽に参戦出来た田舎
レースが、今では国際格式のハイレベルになり、必然的に
ドライバーの技量、経験を重視することとなり、最低でもVLNに
2~3戦出場し、上位の成績を収めた者のみ、出場出来るように
ルールが変えられました。
といっても、VLNに出場する車両は、ルノークリオ、FT86
から、GT3クラスと、その差は24Hと同等の格差激しい内容です。
今回、もう一人、ジブンがお誘いしましたU氏は、ご自分でも
レースに参加してる経験者ですが、ニュルにはまだ不慣れな為、
直前で断念されました。
苦渋の判断だったと思います。
レースメンテ&ドライバーのリングレーシング代表、ウーベさんの
指導内容は、コース内では3秒に1回、必ず後方確認、
イエロー&ダブルイエロー時の60km制限、、。
ピットイン、アウトが予選、本番で違うとか、兎に角色々
覚えることばかり、、。
狭いコクピットからドライバー交代や、ピットインの停止位置、
などなど、。
いざ、練習走行から走り出して、北コース内では、各コーナーに
進入する前に後方確認し、速そうな車両がパッシングしながら、
あっという間に、後ろに付いてくるので右に避けるのですが、
これがまた高速でのコーナー進入をアウトインアウトから、
左右コーナー、インインインと大変厳しいのです。
ストレートでも、上下動してるときとかでも、常に後方確認、、。
IS-Fは、ストレートはそれなりに速いのですが、コーナーからの
立ち上がりでは、遅そうな車両にも煽られ、ブルーフラッグを
ジブンに振られたりと、、。
そんな中、183コーナーを一応!、攻めていきます!!
暑いッス!中は、、。
汗が額から目の中に、、。
練習走行の4ラップくらいでも、身体は汗びっしょり、、。
本番では、6ラップ(約1時間)を2人で、2回交代して、、。
FISCOなど、国内でのサーキット走行と違うのは、そう、
全てです、、。
比較することなど、出来ません! オイラには、まだ、、。
ウーベさんが言っていました、今回は兎に角レースに慣れること!
決して無理(この内容は、全ての事と)をしないように、、。
というご指導が、、。
1回目の交代で、1周目の北コース前半の
アレナベルク5km過ぎた高速左コーナーから右のレイトコーナー
(アペックスポイントが奥)で、後方確認を怠った為に、インに
入ろうとして、ベンツの行く先を塞いでしまい、右ドア2枚を、、。
コース位置名30以上、全部覚えましたし、何キロ付近と何回も
練習しましたが、ぶつかった時の記憶が鮮明でなく、ピットへの
報告は、その先のフックスルーヘで、やられた!と、、。
ベンツは覚えてるのですが、色やゼッケンナンバーの記憶が、。
しかし、ちゃんとしたもので、ビデオカメラが装着されおり、
櫻井監督から、”こうで、こうだよ!”と、ビデオを見られて
結果を教えていただきました。
このDVDは、あとで送っていただけるそうです、4H分、、。
チェッカーが4h後に振られ、自分がゴールさせていただきました。
ベンツと接触以外は、そんなに危ない場面が無かったのは、
やはり、後方確認をまめにやったおかげと、、。
あっという間の4hでしたが、日本に帰って目をつぶると、未だに
ニュルの各コーナーでの、5点シートベルトでガンジガラメに固定
してる身体が前後左右、上下に動きながら、バケットに
打ち付けられる感じで、コーナーを抜けてるのです!!
あの凄さは、今までのサーキットでは経験ありません。
まだ、首、肩、腰、足首が痛いです!
つづく。