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320dは、ターボのインペラーをハイフロー加工した

スペシャルと交換してます。

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ターボの中央にあるロッドは、インペラケース側に
固定された黒いプラスチックボックスの中の電子制御で
作動するモーターで駆動され、エクゾーストハウジング側の
ポート内にあるジャバラ形状フィンを動かします。

これが、エクゾーストポート内で広がったり、細くなったりして、
エンジン低回転時に細いポートでも、ターボが高回転して
ハイブースト圧を発生、エンジンは1800RPM時には、

最大トルク380Nmという、ガソリンエンジンでは、有り得ない
数値をいとも簡単に絞り出します!

また、2000RPM以降は、エクゾーストハウジング内のポートは、
広がり始め、最大1,5kgという最大ブースト圧を維持、安定させます。

ガソリンエンジン用ウエストゲート(排気バイバスバルブとも)は、
ありません。

ということは、ブースト圧安定後、排気ガスの
排気抵抗は、ウエストゲートタイプに比べ、排気抵抗が
スムースですので、また、この回転域でも効率良い為、
出力が出せます。

ポルシェ997ターボ&GT2が、ガソリンエンジンでそのVGT
(バリアブル、ジオメトリーターボ)を世界で初めて採用しました。

ガソリンエンジンの場合、排気ガス温度が1000度くらいに
上昇するので、それまでの常識では、耐久性に問題ありました。

ディーゼルターボの場合は、800度以下と低かったので、、。

大型バス、トラック、戦車、大型船舶、重機などは、殆どがDT
エンジンで、VGシステムはあたりまえでした。

ポルシェがあえて、耐久性に問題があるVGTを採用するということは、
ブースト圧が安定してからの、排気抵抗が少なく、モアパワーが
要求に対し可能であったからにほかなりません、、。

今年も勝ちました、アウディがルマン24Hをディーゼルターボ
エンジンで、、。

一昔前なら、レースファンでも、予想もつかぬ快挙です、、。

ロングストーリーマンがお贈りしました、、!!
つづく。