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320d
白鶴号は、フロントサスペンションの
調整で、懸案でありましたアンダーステアを
解消すべく、マイナスキャンバーを付けようと
しましたが、最近のサスペンションは、殆どアライメント調整は、
不可能で、トーイン調整(サイドスリップとも)くらいしか出来ません。

そこで、アンダーステアの対策として、フロントサスのキャンバー
調整が出来るよう、アッパーサポートを製作、同時にピローボール支持としました。

その為、直巻きスプリングにも交換、、。

これで、ストラット式サスのアッパー側を20mm程度動かすことに
よって、キャンバー調整が可能となりました。

指で示してるボルトは、純正サポートバーの取り付け用です。

これで、キャンバー変化がマイナス3度くらいまで可能となり、
タイヤの接地面が大幅に向上(コーナリング時)し、ステアリング
操作時に、素直な特性となることを期待します。

同時にキャンバーをマイナスにしたことによる弊害が出ます。
それは、直進時の安定性が少し損なわれることです。

これには、キャスター角度も影響してきますが、320dのような
車両が一般走行において、必要かというと、、、。

ま、これもテストですから、、。

何でも、やってみて、一般走行にも支障が出にくければ、結果
オーライです、、。

しかし、この国産ピローボールを装着したアフターパーツ
メーカーさんのサスKITは、しばしは問題が発生します。

それは、走行条件にもよりますが、早い物では、数千キロも
走行しないうちに、ピローボールから異音(カタカタ音)が
発生するのです。
一般にピローボールのお仕事は、ジョイント部の正確な
動き(サスペンションアームなど)をする為です、。

今回のようなショックの頭部に取り付け、ピローボールを
プレートで固定して使用するには、この程度の大きさでは、
耐久性が、、。

スポーツ走行で長期使用(1万キロ以上)では、ガタが
出てきて、それが室内に聞こえ、不快になります。

ポルシェRSやGT2,3では、このピローボールが3倍以上
大きく、球面での耐久性は格段に違います、、。

ということで、アイコードでは、市販用にはピローボールを
使用してません。

あくまでスポーツ&競技用としてなら良いと思いますが、、。
つづく。