ブレーキパットのお話をすると、昭和48年当初、
グラチャンシリーズの2座席グループ6マシンで、
シグマGC73など、まだブレーキシステムは、
ガーリングやロッキードなど、今やクラッシックレースカーにしか
見られない代物時代にで、パットは、フェロード製DS11、これしか
有りませんでした。
52年当時、まだHKSさんとシグマブランドのターボKITしかなく、
ブリッツブランドも出来てない時代に、ジブンは、ブレーキ屋さんに
お願いして、パットを粉からブレンドしてオリジナルを作ってもらいました。
当時は、アスベスト製で、金属粉を混ぜた現在の対フェード性の強い摩材は
レースカーの一部のみで使用されてました、、。
今や、性能は円グラフで表し、対フェード性、初期制動性、対磨耗性、
ノイズの少なさ性、ダストの少なさ性、対ローター攻撃性、コントロール性と
制動性を表示出来ます。
オールマイティーな性能は、なかなか出来ませんが、セラミックカーボンや
フルカーボンなど、高価な物まで、そのTPOに合わせて製作可能に
なりました。
しかし、今回のBMWのようなタウンユースの中で、峠やサーキットとなると、
やはりどこか犠牲にする部分が出てきます。
それは、車重が1620kgもあるからです。
もちろん、キャリパーの容量も効いて来ますが、、。
今回は、BMWお得意のシングルピストンタイプ用で、、。
オプションで4ポットアルミキャリパーが選べますが、、。
完璧なノンダスト性能が出来る昨今ですが、それらでスポーツ走行すると
やはりフェード現象が出ます。
どこに主眼を置くか、チューナーの腕の見せ所であります。
能書きが長くなりましたが、今回の試作品は、ノンダスト性能を少し抑え、
峠、ミニサーキット位は対応可能な物を作りました。
さて、どうなることか、、!
つづく。