IMG_1697
ゲンバラポルシェ996ターボ650は、いよいよ
最終仕上げに入りました。
で、フロントのコントロールアームを外して、
気が付きました。

ロアアームが、左右とも右側用が組み付けて
あるのです。
それで、左側がキャンバーを調整しないと
キャスター角が大きく付いて、、。

このロアアームには、コントロールアーム(
ボディー前方から出ているアームで、ロアアームの
途中に組み付ける)が付いてます。

アイコードでは、過去にここのブッシュ(穴が
二つ空いていて、2種類調整可能)を抜いてリジッドの
アルミシートで固定していましたが、、。

その2種類の穴でキャスター角はある程度調整可能
ですが、右、左と穴位置が違ってますので、同じ物を
両方に組み付けると、どちらかはキャスター角が
正規の数値で組み付けれません。

どうして、このように組み付けたのか、はたまた
ゲンバラ社でなく、他の工場のメカが分からずに
組み付け、別の方法で強引に調整したのか、、。
どちらにしても、フロントはまともな数値でなく、
左右、アンバランスでした。

この件、今回購入された現オーナーが、しきりに
左右のコ-ナリングが違う感触なので、よく調べて
くれ!と、、、。

そうやって見ると、ボディー外側のフロントフェンダー右には、
ゲンバラのステッカーは無い(左はアル)。
ショックの左右も違うし、左ロアアームは、、。

いい加減な仕事の車両ですが、どこで作業したかは、
今になっては、皆目検討もつきません。
兎に角、正常な状態に戻すべく、、。

異音の原因であるスタビロッドエンドはボール
ジョイントのガタですが、このロッドは、996カレラ用を
改造してあるようで、、。

スタビの本体もサスメンバーに接触していた部分を
削って逃げました、、。

これで、フロントバンパーの下側を削って穴が
空きそうなので、グラスファイーバーで修理、そして
スリ板の代わりにアルミ板1,6mmをリベットで
取り付けました。

さあ、あとは、オーナーさんが試乗され、OKが出れば
完成です。
つづく。