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ポルシェ993ターボのチューニングです。

最近では、希少車になりまして、程度の良いものは
1000万円以上、、。

そんな車両のECUチューニングの依頼ありました。
今回は、ターボはそのままでのブーストアップです。
40~50PSくらい上がる予定です。

この車両は、何度も言ってますが空冷インタークーラーの
容量が小さいのと、空冷ファンの吸い込む量での熱交換器
の為、インタークーラーを通過する空気量(透過率)が
少ないのが難点です。
その為、ブースト圧1,0以上上げると吸気温度は
下がらず、パワーアップしずらいのです。

大きな空冷式インタークーラー

話が長くなりますが、911ターボの原点、930ターボ、
そのレーシングモデル934は、パワーを出す為に
水冷式インタークーラーを採用したほどです。
のちにクレーマーレーシングは、インタークーラー位置を
変更し、空冷式となり大活躍しますが、、。

最近のゴルフⅤの1,4ターボは、インテークに水冷式
インタークーラーを採用(ブースト圧低いので)してます。

後に、959では最近の方式である両リヤタイヤ後方の
フェンダー内に空冷インタークーラーを配置し、
飛躍的にパワアップーします。

993ターボは、発売当初、にわかジャーナリスト達には、
酷評されましたが、エンジン性能は、ツルタの当初の
印象派、964ターボに比較し格段に向上、
ツインターボによる低速粋のトルクアップは、国産車の
味付け同様、アクセルレスポンスが良くなりました。

今では、世界中のポルシェターボファンが捜し求めてます。
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1997年当事、アイメック時代に製作した大容量
インタクーラーですが、肉厚が厚けりゃいいもんでもなく、
冷却空気の透過率も悪くなるので、試行錯誤していました。
つづく。