当初は、ミッションのクラッチを点検するだけと思い、
作業開始しましたが、ごらんの様にミッション回りのオイル配管、
パワーステオイルパイプの配管等が邪魔して、単体で外れず、
エンジンごと降ろすことに、、。
絵のミッションのオイルパイプ配管は、ミッションのギヤに直接
オイルを噴射するレースでも、ここまで徹底しませんが、
最高速やニュルブルクリンク北コースの最速狙いの為と、、。
ドイツ野朗の堅実さが、、。
しかし、それ以外のエンジンのオイル漏れやターボドレイン
オイルの対策が良くないため、インテークパイプ内に
ターボのオイルが逆流し、何回かエンジンを止めた後の
ターボ冷却用オイルのドレインから、ターボ本体がオイル漬けに
なり、ターボインテーク側からインテークパイプ内に
オイルが回り、インタークーラーも含み、中はベトベト状態、、。
急加速時にエンジンの息つきがあるというオーナーの指摘の
原因はこれでした、加給圧空気にエンジンオイルが混ざって、、。
993ターボ時代も、オイルエレメント不備からターボがオイル漬け
になる症状と同様です。
996ターボからは、ターボ下側にオイルコレクタータンクが
標準装備になったのは、その対策です。
つづく。