IS-Fのシリンダーブロックは、オープンデッキ型といって、
シリンダーガスケットが入り、シリンダーヘッドと組み合わせる
面の液冷システムが見えてるタイプです。
最近はこのタイプが多く(ポルシェ水冷も)、コストダウンも含め、
技術的に最新モデルであります。
また、絵の黒いグロテスクなヤツは、プラスチック製ですが、
その冷却液の中に組み込まれます。
これは、ラジエター液の流れを強制的に修正し、全シリンダーに満遍なく
短時間に暖気する為のセパレーターと思われます。
またそれは、燃費対策で冷間時、速やかにシリンダ壁の温度を上げてしまう、、。
ちなみに、RV8というGT500などのレーシングエンジンV8には、
採用されてません。
何故なら、RV8エンジンは、エンジン始動前に冷却水を外部のヒーターで
80度近くに暖めてから強制的にエンジン、ラジエターなどに送り、
冷間時の熱膨張の少ないときの磨耗などを防ぐのです。
始動してすぐにレーシング(空ぶかし)出来るのです。
兎に角、メーカーさんの技術開発は留まることを知りません。
常に見ていないと、あっという間に知らないことだらけ、、。
つづく。