例のごとく、赤い964CUPもまずは、ストリップにされ、
手術台(矯正のため)に乗せられました。
この車両は、外観はうまく治してありましたが(お世辞も含め)、
やはりフロントモノコックは、曲がっておりました。
また、全体に錆や塗装むらがありましたので、全塗装にちかいやり直しです。
カレラ2などと違い、CUPカーは、余計なパーツが付いておりませんんで、
各パーツ、エンジンなど取り外しは簡単です。
また、この車両が本当に当時のCUPカーであったかどうか確かめる為、
ポルシェ社から製造番号を確認しました。
1990年製造された50台のうちの後半の1台であることを確認出来ました。
同じ車両がもう1台作られることも可能ですが、そこまでレアな車両では
ないので、世界に1台の964CUP 1990年モデルです。
つづく。