796609ef.jpgポルシェ996ターボの
2001年車両、
ブースト圧不良で入庫
しました。

標準ブースト圧は0,7
それが、ある日一瞬1,0
くらいまで上がり、それから
0,4以上上がらないと、、。

そしたら、TRCやABSランプも点灯しだして、、と。

試走しまして、ブースト圧が上がらないのを確認。
まずは、ターボ系インテークパイプ類のジョイント部の
抜けなど確認、異常無し、。

次は、スロットル系の確認。
この車両は、996ターボ初期物なので、スロットルバタフライまでの
インテークパイプにバキューム系を含む、多くの細いゴムホースが
配管されてまして、これらのどれかが、経年劣化して異常が出る場合
多いです。

また、ターボなのでバキュームとプレッシャー、アイドル時は
負圧でもターボが効きだすと正圧になるので、ややっこしいです。
1本、その両圧を調整する為、ブレーキのバキューム圧など
同じ働きをする為にワンウエイバルブが採用されてますが、
これが固着して悪さします。
今回それも作動不良を起こしてましたので、取替え、、。
このパーツ、バックオーダーなので2週間、、。
本当に、EU連合のプラスチック、ゴム類は5年も経つと
ダメです。
トヨタ自動車規格とあちらの規格(ISOなどと)の
違いは、本当に格段の差です、、、。

これらの996ターボトラブルは、その当時、皆さん手探りで
ポルシェディーラーのメカさんも泣かされてました。
つづく。