絵は、2011年モデル
997ターボSのアンダー
ボディーです。
絵ではよく分からないでしょうが、
前期モデル997ターボより、
より多くの風を真っ直ぐ後方に
流れるように工夫してます。
なぜそれが判明したかというと、
たまたま、この車両は融雪剤の撒かれた
高速道を走行されたようで、白い帯状の
水の流れが塩分が固まり、残っていました。
大体、国産車両などはここまで徹底してアンダーカバーを空気が
乱されます。
しかし、この車両は最後までエンジン部後方に
空気が流れてることが分かります。
空気抵抗を少しでも少なくする為、アンダーボディー面にも
お金を掛けてます。
そして、高速域では、リヤに可変式スポイラーを装着、
ダウンフォースを得ております。
この方式は、964時代から採用してます。
250Km以上の高速域では、ダウンフォースも大切ですが、
この空気の流れが大変、速度に影響してきます。
ま、そんな速度でどこを走るの!と、お叱りもあるでしょが、
今や、エアロダイナミクスは自動車にとって、ハイブリッド
などと共に、重要な開発項目です。
某トヨタ自動車さんもやっとハイテク風洞を導入されましたが、
一般自動車のエアロダイナミクスは、やっとレーシングカー並みに
なってきました。
つづく。