ポルシェ996ターボTipのエンジン不調について点検していました。
お客様の意見では、550PS仕様にして約1年、3,000Km走行時、最近
低速から(2000RPM)のブースト圧は上がるのだが、当初の蹴り上げるような、シートに叩きつけるような加速が感じられないと入庫でした、。
一箇所づつ確認、基本である点火プラグ、IGコイル、エアマスセンサー、02センサーは、最初に点検するシステムテスターで異常が出ないのでOK,,.
メカニカルなトラブルであろうと、アイコードで製作した、各インテークパイプ、ターボ、スロットルバタフライまでの空気の通り道を栓をして圧をかけ、漏れていたらそこからエア漏れ音がする単純な作業、点検ですが、作業はその周辺パーツを一つづつ外しながらの、地道な作業です。
で、原因はブルーオフバルブを締め付けているメガネクランプの締め付け不良、、。
1kg-mの圧力を掛けると、その部分からシューと音が、、。
見るとちゃんと締まってはいるが、スポスポ状態、見ただけでは分かりません。
圧が掛からないと抜けないのですから、それも少しだけ、、。
高回転息では、1,2まで圧が上がるので、、。
クランプをクリップタイプから締め付けタイプの社外品に交換、他のバキューウムホースも交換して、終了!
いつもの、心地よい強烈な加速が蘇りました。
つづく。