最近は、ポルシェAGさんがオーバーホールされたエンジンを参考にしまして、初期物M64エンジンのクーリングファンですが、これはカムカバーも同じ鋳造マグネシウム製です。
93年からクーリングファンはアルミに、カムカバーは964途中からアルミに変わり、993でプラスチックに変わりました。
経年劣化でマグネシウム表面から酸化が始まり、塗膜を剥がします。
ひどい物は、白い粉を吹き、クーリングファンなどはクラックが入ります。
完璧とはいえませんが、クラックや表面酸化したクーリングファンを修復しサフェーサーを吹き、仕上げにシャンパンゴールド系のメタリック塗装の上からクリアで仕上げます。
手を入れたエンジンは、かわゆいものです。
こうやって、また1台964カレラが第2の人生じゃない車両生をスタートします。
つづく。