絵は、コンロッドのクランクに固定する部分の軸受けの合わせ面です。
よく見ると合わせ面がいびつになってると思いますが、これは最近の手法で鍛造製法されたコンロッドの大端部を切断して2分割にする時、機械加工で分けるのでは無く、プレス機などで割っています。
だから切断部がいびつになってるのです。
この方法ですと切断面の表面積も大きく取れ、大端部自体が加工精度も上がる為、強度が以前の機械加工より上がるのです。
一見、荒っぽい方法ですが、効果大です。もちろん製作単価も低減出来ます。
ポルシェ社社長ヴェンデリン。ビーデェキング氏は、失脚されました。
まるで栄華盛衰です。
つづく。