2005年、初期型の997カレラSです。
以前に、メールをいただき、この度、覚悟を決めて!
ご来店。
アイドリング時のカチャカチャという金属音は、もう
すでに、癌でいうと、レベル4以上、、。
メカは、気休めにも、ラッシュアジャスターかも?
などと、。
絵には、撮ってませんが、両サイドの排気管は、左の
方が、すすで黒ずんで、、。
ということで、早速、例の6番シリンダーの内壁を
内視鏡で、点検!
ちなみに、アイコードの工賃は、20,000円税別!
気になるお方は、どうぞ!!!!
車両は、18万キロ走行の、、。
オーナーさんにも、実車で、ご覧にいれます。
6番シリンダー(右ハンドル車であれば、右に前側の
シリンダー)が、大体、最初に傷つきますので、クロス
した排気管は、左側が、黒ずみます。
尚且つ、サイレントキラーのピストン齧りは、そうとう、
削れないと、このように、ピストンが首を振って、頭部が、
シリンダーヘッドと接触しての打音となります。
ので、金属音が出ていいなくとも、いってるのです!
カレラSは、殆どのエンジンが、、。
スパークプラグも最近、よそで交換したそうですが、
オイルの焼けカスが付着して、、。
これは、3,8L カレラS(この車両と同じ)の
ピストンです。
スカートという部分が、削れてます。
こちら側が、正常の状態!
ちなみに、997系までの全カレラ、ボクスター、ケイマン
のエンジンは、ピストンが、セミ鍛といわれる、鋳造品で、
空冷エンジンでは、全機種、鍛造、そして、水冷エンジン
では、ターボ、GT2,3が、鍛造を採用して、差別してます!!
これがクランク&シリンダーケースです。
シリンダー内壁に、かじり傷が、、、。
修理する場合、このシリンダーをボーリングして、
鋳鉄製シリンダーを圧入し、今後は、かじりは発生
しないようにします。
何故に、このような症状に、、。
原因は、いくつかありますので、それらが合わさると、。
もう、ここでは、言いません!
この件、もうすでに何回も、説明してますが、、、。
修理代は、最低250万円、、。
鋳鉄スリーブ、1本15万円、ピストン 8万円、
リングセット4万円、あと、ガスケットや、ヘッド側の
点検、ハーネス、ホース類(外すとき割れる)、など
補器類を交換してると、300万円位は、、、。
現状の車両をカーディーラーに買い取っていただく場合、
もう、酷い金額となります。
が、修理して乗るか、買い換えるか、、。
さあ、どうする!
なので、あります!!!
つづく。