997カレラ Tip初期物です。
ご近所のお客様です。
車検で入庫、エンジンオイルを交換します。

オイルは、ポルシェ純正 モービル1 5W-50です。
このエンジンは、能書きでは、セミドライサンプと
歌っていますが、要は、ウエットサンプ式です。
ここが、同じM97エンジンの、ターボ、GT2、3と
違うところです。

もちろん、ウエットサンプが悪い訳ではありませんが、
サーキットや、峠など、激しくコーナリング、ブレーキング、
そして、加速するときなど、オイルをオイルポンプで吸って、
各部に潤滑、冷却にする場合、ウエットサンプでは、オイル
貯めの部分から、オイルが偏り、オイル以外に、エアーを
吸う場合があると、油圧経路に空気が入り、オイル切れを
お越し、焼き付きを起こす可能性がある為、レース用
エンジンなどは、必ず、ドライサンプ方式を採用します。

ま、レースしないのなら、なんら必要性無しです、、。
もちろん、ウエットサンプは、サーキット走行出来ない
訳では、ありません。

現に、FT86、BRZなど、ワンメイクレースでも、活躍
されてます。
問題は、レース用スリックタイヤを履いて、強烈な加速、
減速Gが働いたときに、いかにエアを吸わせないかです。
オイルパンに、偏り防止のセパレートという囲いを付けて
しまえば、かなり、効果があります、、。

話は,変わって、、。

GRヤリスのお話!

すでに、発売されて1か月を経過、豊田市でも、よく
GRヤリスを見かけます。
先日、あるお客様から相談ありました。
エンジンオイルの件です。

この1600cc、3気筒、ターボエンジンですが、
純正指定オイルの粘土指数が、0W-20ということでした。
彼は、この車両で、サーキットを走行したいが、リミッター
カットを希望されてますが、この粘土で、サーキットを
長時間走行してエエンだろうかと、、。

それは、まず、GRコーナーさんに、お尋ねになったら!と、。
最近のエンジンは、燃費のこともあり、粘土指数は、どんどん、
柔らかい方向に進んでおり、尚且つ、化学合成で、添加剤が
いっぱい入っているので、エエンじゃない!としか、、。

ま、あたしら、昭和時代のオイル性能から、叩き込まれた
古い知識の持ち主なので、エエかげんなことは、申し上げられ
ませんが、と、言うしか、、。
ま、心配であれば、油温計を付けるとか、1,2ラップ以内に、
クーリングするとか、、。

ISFが発売された時も、純正指定オイルは、0W-30と、アタシラから
すると、柔らかすぎんじゃねい!と、心配しましたが、、。
トヨタ社が、いっぱいサーキットでテスト走行しましたので、
心配無いとしか、、。

当時は、聞いたお話で信ぴょう性はありませんが、担当者は、
やはり0W-40くらいの粘土は欲しいと思ったが、当時は、その
番定の純正オイルが無く、品番設定で、オイルを新たに用意する
ほど、ISFに予算が組まれなかった!などと、、。

で、アタシらは、新車の1回目のエンジンオイル交換から、
勝手に、アイコード内で、オイルを変えました、。

ま、その当時から、すでに、10年以上経過しており、油脂類
の進歩は、目覚ましいものと想像つきますので、エエじゃねーの!

まずは、GRさんに、相談したら!としか言いようがありません。

オイルに関しては、自動車メーカーさん、そして、ディーラーさん、
と、アタシら、アウトローには、かなりの知識の隔たりがあることは、
否定出来ません。
そんな時は、やはり、まずは、ディーラーさんに相談し、サーキット
走行して良いかなどと、一応、確認を取ったほうが良いかと、。

ま、サーキット走行での、保証は出来ないなどと、言われなければ、
、、。

まずは、油温管理かと、、。
でなければ、走行しない方が、、。
参考までに、すでに、雑誌取材で、筑波では、ノーマル車、
1分7秒、タイヤを交換して、1分4秒、サス交換で、
1分3秒などと、某谷口氏運転で、、。

ま、連続走行の経験は、少ないでしょうから、これからのネット
情報で、色んなことが出てくるでしょう、、。

ポルシェジャパンさんは、996GT2が世に出て、元気いっぱい
の方が、鈴鹿を走行、永久保証を歌った、当時のセラミック
ローターから、ピットイン最中に、白煙を吐くほど高温になり、
ローターが、、。
その後、すぐに、永久保証は、取り下げられました、。
これは、ドライバーにも、知識不足で、PJから、十分な
クーリングして、ピットインしてくれ!と注意すれば、この
問題も、起きなかったようですが、、。

兎に角、ホウレンソウ(報告、連絡、相談)をディーラー
さんなどにしてから、このような走行をされたらどうで
しょうか、、。

つづく。