996カレラのエンジンを組み付け中です。

これは、シリンダーヘッド部の洗浄中です。
アルミヘッドは、新品状態で、表面には、何の塗装も
してないので、経年劣化で腐食してきます。
オイルなどの汚れや、純正組み付け後は、エンジン下部から、
防錆処理の液が吹き付けられ、汚いのです。

それらは、色んな汚れ落としがありますが、ショットピーニング
は、ガラス玉などが、鋳物の表面に食いつき、危険なので、
手で、真鍮ブラシで、ゴシゴシこするしか手はありません。

綺麗でしょう!
手作業であります、、。

片方のヘッドに、エキマニ固定ボルトが途中で折れました。

これを抜きとるのに、アタシが、半日かかって、2本も、。
まずは、ヘッド自体をプロパンガスバーナーで、全体を100度
くらいに、暖めます。
で、次は、アセチレンバーナーで、折れたボルト周辺を暖めます。
そして、絵のように、大きなナットを溶接して、ゆっくり少し
づつ、回していきます。
このとき、あんまり強いトルクで回すと、そう、折れたボルトが
また折れます、、。
結構、大変な作業と、テクニック!が必要です。

大体、エンジン回りに組み付いてるボルト、スタッドボルトは、
排気系まわりで、必ず折れるのであります、、。
もう、これらの作業が、これも時間を掛けてやります。
途中で、折れたら、ドリルで揉んで、、、。

ヘッド周りのバルブ群を組んでいきます、、。

つづく。