964ターボです。
10年以上、動かしてません。
ので、これから、エンジン始動、その他全部、点検
整備です。

964ターボは、KEジェトロといって、ボッシュ製の
機械式燃料噴射に、少し電気が関連してます。
基本的には、吸気量を円形のフローメーターの中に、
エアフラップが付いて、吸気量に応じて、フラップが
上下に動き、燃調をしてます。

四角いアルミの箱は、ウォームアップレギュレターと
いって、KEジュトロのエアフラップの作動に、燃料圧を
掛けて、冷間,温間と調整します。
そこに、ブースト圧が掛かるようにして、負圧、正圧と
調整してます。
エアフラップの燃圧を下げると、フラップが敏感に
作動して、燃料が濃くなります。
燃圧があげると、その逆です。
アタシャ、この燃料システムを1970年代後半、
必至で勉強し、924のNAエンジンに、KKK製ターボ
を組み付け、Kジェトロの燃調をマスターしました。
今でも、フュエルレギュレターをばらして、中の
燃圧設定シャフトを微調整して、燃料増量し、
1980年初頭の924をブースト圧、1,0まで
上げました。
当時は、まだ、シャシーダイナモが無い時代でした。
ので、何馬力上がったかは、確認出来ませんでしたが、
カタログ馬力  125PSを50PSは、アップしたと
思います。
さて、本題に戻って、、。

燃料ポンプは、作動してませんので、強制的に
2ケ、新品交換します。
燃料ライン、燃料タンクは、洗浄します。

エンジン本体は、、。

オイル漏れは、タペット、シリンダー、カムチェーンと
お約束の全体に、漏れています。

ミッションは、外環状、問題は見えません。

ターボ本体は、エンジン整備後、シャシーダイナモで、
パワチェックします。

ウエストゲートモ、ブースト圧が、安定していれば、
そのまま、、。
ブースト圧が、上がりすぎや、上がらない場合、
ばらして、点検します。
大体、ダイヤフラムが破けてるケースが多く、
このダイヤフラム本体が、あるかどうか、、!

サスペンションは、ビルシュタイン製別体タンク付きの
レース用が、組まれてました。
まあ、性能は、走行後、OHするか判断します。

クラッチペタルが、奥に入ったままでした。
クラッチマスター&オペレーチングシリンダーは、
経年劣化しますので、新品交換を、、。
今回、エア抜きして、作動確認しましたが、作動は
復帰しました。

ブレーキ系は、まずは、エア抜きして、作動確認後、
キャリパーのカップを交換するかどうか、判断します。
まずは、エンジン始動、走行確認して、車検を取りたい
と思います。

つづく。