964カレラ Tip 後期モデルです。

エンジンにやっと、火が入りました。

ATのフィルターを交換し、オイルを注入します。

フっと気づいたら、フロントラジエターの下側半分を
マスキングテープを剥がし忘れてるようで、これで、
走行すれば(全塗装した後のお話)、エンジンオイル
油温は、上がるばかり、、。

どおりで、昨日は、油温が高いなと、、!

試乗しました30kmばかり、、。
エンジンの調子は、OK.
エアコンも、クーラーは、効いてるようですが、
ホットにしても、全く熱風が出てきません。
ヒーターコントロールパネルが、、。

現在、原因を探索中。

走行速度80km以上で、カレラ系は、リヤウイングが
作動するのですが、これは、配線がありゃんせん。

センターコンソールにある、上下動させるスイッチも
ありゃせん。
一番右側の時計内にある、リヤスポイラーの絵の
部分が点灯してなく、、。

普通のカレラ系は、ここのマークがキーオンで
赤く点灯します。

これが、強制的に上げ下げするスイッチ、、。

それが、点灯せず、多分、豆球を抜いてる!

絵では、見えませんが、スイッチの部分が、物入に、。

想像するに、リヤゲートに固定スポイラーを組み付け、
配線も取り外したようです、。
で、純正リヤゲートだけを戻して、販売したのかも、。
全塗装も、マスキングが、程度低く、とても一流の
板金塗装屋さんが、仕事したとは思えません、。
折角のポルシェが、、。

この部分に、ボディーからの配線があるはずです、。

この車両は、ミラー調整ボルトが無くなってました。
まだまだ、納車には、ほど遠いです。

サスペンションの純正ショックに、
ダウンサス(黄色)が、組まれてました。
走行して感じたことは、ダウンサスの下げ幅が、RSくらい
下がっており、マンホールなどを乗りこえると、底突きします。

フロントショックのバネの上側にあるはずの、バンプストップ
ラバー(底突き防止)は、吹っ飛んで無くなってます。
大体、964,993系は、こうです、。

このダウンサスには、大変な事案がありました。
1990年当初、新車の964カレラは、発売されて、
数年もしない間に、お客様が、フロントのハブべアリングを
破損して、入庫するケースが多くありました。

ドイツのポルシェAGから、”何故にそんなに多く、トラブル
が発生するのかと視察調査、にきました!”
原因が判明しました。

当時、RSが発売され、車高が、カレラ系より50mm以上
低い車高で、これがまたカッコイイ!
で、当時のルーフさんから、ダウンサスが発売されました。
もちろん、他社からも随時、発売され、皆さん、もう
どなたも、、。

で、ポルシェAGから、通達がきました。
ダウンサスが組みついた車両は、一切、クレームには、
応じないと、、。
ま、当たり前のお話です。

ショックストロークが、カレラとRSでは、全く違う
寸法で、製作されてるのに、カレラ系のショックに、
50mmも、ダウンしてバネを組み付ければ、常時、
バネは、バンプラバーに乗った状態で、走行。
勿論、皆さん相当な速度で、飛ばされます。
ハブベアリングさんにとっては、たまったもんじゃ
あーりません、。

ラリー車の耐久試験をやってるようなもんで、。

知らぬが仏!であります。

最近でも、このようなケースは多く発生しております。
ダウンサスだけを組み付けるのは、お止めください。
といっても、やるのはご自由ですが、、。

ポルシェだけでなく、このような、シロウト判断で、
作られたチューンドパーツが、現在でも、多く販売
されてるのは、事実であります。
大きな御世話のツルタでした。

つづく。