911T  1971年式  2,2L キャブ仕様

今回、突然、クラッチが切れなくなったとオーナーさん。
で、外部より散々点検しましたが、やはり、内部であろう!と。

エンジン&ミッションを降ろしました。

で、ミッションケースが外れません、、。
ので、旧車の師匠にデンワ、外し方を伝授!

分かってしまえば、簡単ですが、それが、ノウハウだす!!

クラッチ&ディスク側は、外環状問題無し!
ただ、ディスクは、だいぶ減ってるようで、、。

フォークレバーも、摺動部分は、摩耗して、、。

この板バネの接触してる部分も摩耗が、、。

クラッチディスクは、1mm程度摩耗、、。

クラッチカバー側も、外観上は、問題無いですが、。

フォークレバーに関する、ボールピン(てこの原理)や、
リーフスプリングといわれる、リターン用板バネ付近の
消耗は、激しいです。

構成図ですが、これだけ見ても、よく分からんです。
分解してみて、操作構造が理解出来ます。
この1971年以降の911は、このややっこしい
クラッチ操作システムが、現在の物に近いものに
変更となりました。

基本、プルトレリーズ(引っ張り式)のクラッチ機構は、
同じです。

これらの機構を絵で組み立て、部品構成を設計して
ますが、前例のない機構なので、さすが、ドイツ野郎
(失敬)です。

話は、飛びますが、ドイツの第2次大戦時に設計、製造
された軍事物資、飛行機、戦車、大砲、機関銃、小銃、
銃、そして、自動車と、どれも、現在もその設計思想が
受け継がれてます。

戦闘機メッサーシュミット、ホッケウルフ、ユンカース、
など、ドイツの博物館で、よく、観察しましたが、
もちろん、外環状しか見れませんが、それでも、その
機構の複雑怪奇、また、簡単構造など、設計者の苦悩や
ひらめきに、感動します。

どいしたら、あの、構造がヒラメキ、図面に設計図と
して、展開出来るのか、、。

デザインだけとっても、アタシが、小学生から夢中に
なった、モデルガン、、。
ワルサー社(ドイツ読みは、バルター社)P38.PPK,
ルガーP08, モーゼルSHCなど、当時のモデルガンメーカー
のMGC社も、広島の八丁堀という、天満屋デパートの
電車道を挟んだ、対面に、MGCボンドショップてのが
あって、よく行きました、、。

モデルガンも、プラモデル同様、絶頂期は、10丁くらい
もっていましたが、、。

そう、自動小銃MP40も、アメリカTV,コンバット
で、ドイツ兵が、ブチまかすのです。
軽機関銃、MG42も良く登場します。

戦後、モーゼル社の2人が起こした、H&K(ヘッケル&
コッホ)社のMP5は、戦後の世界中の兵士が愛用しました。

アタシも、持ってます。

どうして、こんなに、デザインだけでも、男心を
そそる案が発送出来るのか、、。

30年くらい前に、ドイツ、シュツットガルト近郊の
メッセで、第2次大戦中の軍用品が販売されてる会場に
友人に連れられて行きました、、。

もう、ヘルメット、軍服(当時は、現在のボス社がデザイン)
、そして、銃、小銃など、、。
ワルサー(バルター)PPKが、ショーケースの外に、
あるショップなど、20丁くらい並んでいて、1丁、当時の
金額で、3万5千くらいで売っており、買いたかった、。
ま、銃口を詰めれば、古美術品として持って帰れたので
しょうが、思いとどまりました。

分解して、銀紙か何かに、分けて包んで、スーツケースに
いれれば、多分、、。

ま、過去のお話です。
もちろん、PPKの横には、数10箱の9mm弾丸の
タバコ箱くらいの箱が、、。
打てるのであります、実弾が、、、。

つづく。