トヨタ 2000GT 前期モデルです。
オーナーのご希望で、これから、フルレストアを始めます。
作業は、トヨタ博物館の車両も手掛けている、トヨタ系の
新明工業株式会社さんです。
縁あって、お願いしてます。

絵は、純正鋳造マグネシウムホイールが、製造からすでに
55年経過しており、腐食が進んでおり、実走行は、危険で
あることは明白です。
ので、2000GTファンの方が、レプリカを製作され、
愛好家の方々に、販売された物です。
寸法は、15-5Jと、純正と同サイズです。

製造元は、浜松の遠州軽合金、”エンケイ”さんです。
JWLとは、ニホンホイール協会で、このホイールは、
車検を通りますよ!という、お墨付きです。

ホイールの幅は、5J(12,7cm)ー15インチ
これは、最近の軽4サイズであります。

ホイールの回り止めのノックピン。
ステンレス製、、。
ポルシェなど、最近のレースカーの場合、このノックピンは、ハブ側、
ブレーキローター側に組み付けてありますが、、、。

センターロック、ステンレス製の削り出し、。
純正は、鋳物削り出しです。

これが、ロック外しのレンチ(純正)に一か所、取っ手を
溶接されて(ホイールのオーナーさん、手作り)、、。

このホイールセットを、今回のレッド2000GTの
オーナーさんに、ある方から”譲ってもよい!”と、1台分を
出していただきました。

あとは、レッドオーナーさんが、納得されるか、、!

現在、車両は、フレームとボディーが外され、スッポンポン
状態にあり、オーナーさんと来月、ご対面であります。
完成予定は、10月にずれ込みましたが、通常の町の自動車屋
さんでは、考えられない早さです。
普通なら”2年くらいお待ちを、、!”てな、具合です。
なんせ、ボルト、ナット1本からメッキ仕上げします、、。

ボディーの塗装表面仕上げについては、当時の粗末な技術の
塗膜でいくか、クリアコートする現代の最新技術でいくか
オーナーさんの、贅沢な悩みの決断をお待ちしてるところです。

つづく。