ab7ac6be.JPGIS-Fは、M3との筑波対決で昨年暮れ、ゲンロク誌取材時弊社ポルシェ997ターボVSR35,GTR対決のとき番外編でM3マニュアル車とIS-Fが清水和夫、田中哲也両氏によるタイムアタックがあったときIS-Fは、第1コーナーなどの立ち上がり全て内側タイヤがドリフト車ごとく白煙をモウモウと上げてました。

タイムは、M3、1分5秒に対し、1分7秒でありました。
かなりのタイムロスで、後の両氏対談の中でオフレコとしてIS-FのブレーキLSDの酷評を自分は他人事のように当時聞き流しておりました。
まさか、今日現在、IS-Fをチューニングしようなどと思ってもいなかったからです。なにかその当時からの因縁を感じます。

で、矢○主査さまの独断でLSD搭載は計画当初から眼中になかったそうです。
ベンツのブレーキLSDに目が行って、、、。
周りの担当者はさぞ悔しかったでしょう、、。
トラクション不足とサスフィーリングの2大汚点は全ての自動車ジャーナリストから間違ってもお褒めの言葉はいただけませんでした。
ブレーキLSDなるもの、要はコーナリング中の片方の空転を抑えるべくリヤブレーキが作動してコーナリングがスムースにいけるというベンツさんの十八番でしたが、これは一般道では通じますが、サーキットでは、、、。
ポルシェも996からPSMといってアリスト161みたいにアクセル全開でコーナーに侵入しても殆どスピンせず、何事も無かったように通過するのです。

しかし、これをポルシェでPSMをオフにしないまま、スズカを全開しますと2周目くらいでチェクランプが付いて、リヤブレーキから白煙を吐きます。
兎に角、LSDが必要と思いますので、現在試作しております。
つづく。