スピードリミッターカットによるエンジンパワー測定の補足説明をします。
先回の絵のパワーチェックシートを見ていただくと青い線と赤い線が描いてるパワーカーブにズレがあります。
細かく見ると青い線は、速度(下側の目盛り)180Kmちょっとで終わってます。
これは、パドルシフトのMポジションでマニュアル操作して各ギヤ、レブまで引っ張りながらシフトアップしますと丁度4速6,500RPMあたりで180Kmとなりシフトアップせず、アクセルを戻します。
そう、それ以上シフトアップもエンジン回転も上がりません。当然ですが、、。
次に赤い線は、SLC(略しました)データをECUに書き換えてすぐに測ったものです。
6速までシフトアップしまして、レブまでエンジン回転を引っ張り、やはりそこでアクセルを抜き、ギヤもニュートラルにして計測終了です。何故かと言うとギヤ比1,00である6速は、エンジン回転数そのものなので通常計測には、そのギヤ比1,0で行います。
悪い例として、マニュアルなど6速ギヤ車両でギヤ比1,00以下のハイギヤ(要は6速で)で測定すると実馬力以上の数値がでますので、誤魔化せるわけであります。
6速6,800なにがしまで引っ張ると280Km付近まで速度が出てます。
実際には、あと7速とオーバードライブの8速がありますが、長い直線と気温が10℃以下の好条件であれば、290Kmくらいは、出たそうであります、、、。
まあその時点でプロペラシャフトあたりの異常振動が出てきそうですが、、。
日本国内あたりでは問題なるほどそんなに長時間維持できませんのでご安心を、、。
つづく。