ポルシェ996カレラ2 3,6L新品エンジンのIMS(インターミディエイトシャフト)の絵と
壊れた旧エンジンのIMSです。
少し比較しにくいですが、新品(対策)エンジンのIMSは、旧IMSの固定ボルト(ナットで固体されてる)の
直径8mmに対し、12mmに強化されてます。
但し、これで安心というわけでなく、12mm対策の997カレラ初期物もガンガン壊れてます。
このボルトは、ベアリング固定用ですが、それでもベアリング自体がガタが出て破損しますので、
基本的なベアリングの耐久を超えた応力が一点に集中して掛かってると思われます。
ベンリングの製造元は、NSK(日本精工株式会社)製ですが、このベアリングに採用されてる
ベアリングの球の精度は、おそらく世界屈指の物で、それでもこのベアリングが焼き付くということは、
設計上に問題があると言わざるをえません。
どちらにしましても、これ以外でもシリンダー&ピストンにも問題あるエンジンです。
つづく。