22864320.JPG絵は、IS-Fエアクリナーケースの対策されたワイヤー式ホースバンドです。
これは、以前の板状のホースバンドに比べ、少ない締め付けトルクで固定出来ます。
エアクリーナーケースの変形を防ぐ為にパイプにはリブが設けられ、このバンドに変更されております。
コストは、従来物よりは、増すでしょうが、、。

以前にもこのワイヤー式ホースバンドのことは触れましたが、1990年代のトヨタティームからの指定で自分達がやっていたCカー用エンジンのインテークパイプの一一部分は、このワイヤー式ホースバンドが採用されてました。
板状より一部分の締め付けが増すからです。

古くは、トヨタ自動車の大半がこのワイヤー式ホースバンドでした。
ラジエターホースなど、、。コストの問題でか、ワイヤー式は、、、。
雑学ですが、このホースバンド(クリップとも)は、ある時期から板クリップに変わったのをご存知でしょうか、、。
プライヤーなどでつまんでワンタッチで固定出来るアレです。

これは、愛知県東郷町にある東郷製作所の先代である相羽氏の特許でした。
自分は、ここで色々試作品を作ってもらいました。
30年も前のお話ですが、、、。

板状ホースバンドをワンタッチで規定の締め付けトルクで固定で出来る優れものです。よくラジエターやフューエルホースなどのパイプ径の比較的小さい物に採用されてます。

皆さんの現在乗られているあらゆる車両に採用されてます。
バンド一つとっても、創意工夫と歴史があります。
物作りの楽しさです!
つづく。