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GT3です。
今回の入庫の原因であるクランクのオイルシールからの
オイル漏れで、オイルシールを交換したところです。
オイルシールは、シール材を塗布し、組付け、絵のように
一晩以上、冶具で押さえつけて固定しろ!と、、。
これが、純正のオイルシールですが、どうも、GT3用は、
絵のように金属の輪っかが組付けられてますが、長い
間乗らずにいると、自然にオイルが漏れるそうです。
そのような場合の対策として、ターボやカレラ用の
標準に変えてる方もいるそうで、、。
ま、まめに乗ってる方は、そうならないそうですが、!
但し、これらの純正品は、抵抗が多く、それでGT3など
の、ハイパフォーマンス車両用に、抵抗の少ないタイプが
対策されたそうですが、これが、オイル漏れの原因にも、。
ま、パワーを取るか、ロングライフを取るか、、。
オーナーさんから、タイヤのバランスを取りなおしてくれ!
と、、。
絵を見ると、前回のバランス取りされた方の手抜きか、又は
そこのバランスマシンが不調なのか、バランス用ウエイトが
そこらじゅうに、、。
アイコードが、この様な取り方して、他のショップさんが
見たら、何と思われるか、、。
”人に振り見て、我が振りなおせ!”何度も言います!!
いい加減なことしてると、何処かでボロはバレルの見本で
あります。
作業された方も、色んなな事情があったんでしょうが、、。
昔、某生沢氏が、ご自分の964をポルシェAG(ドイツ)
のクラッシクポルシェ部門に、エンジンOHに出されました。
で、当時、某生沢氏の新人メカ教育の為、アイコードで
修行にきていましたので、アイコードに、そのオーバー
ホールされたエンジンが、来ました。
そう、車両もその教育の為、アイコードで降ろして、ドイツ
に送りました、、。
エンジンに火を入れて、アイドルしながらエンジン下周り
など、点検してましたら、何とオイルが上の方からポトリ
ポトリと、、。
このこと、某生沢氏にも報告しました、、。
後で、自分が某生沢氏に、お聞きしました。
この件、先方(ドイツの、、)に連絡されたんですか?
某生沢氏、曰く、、。
”してない!”
そのエンジンは、アイコードで、その新人メカがばらして
組直しました、、。
そう、相手には全く伝わらない訳です!
アイコードでも、過去に色んなミスがあったと思いますが、
文句も言わず、二度と来られない方もあったと思います!
点検の上にも、点検です。
カーレースの世界でも同じことで、ダブルチェック、または
トリプリチェックといって、何度も点検します。
ポルシェの962Cなど、何処も点検しやすいので、何度も
確認、そして見逃していたところが見つかり、手直し
したことあります。
だから、ポルシェは、レースでもうっかりミスや、ボンミス
が少ないのです。
つづく。