e3a0c865.JPGポルシェとの生活
自分は、仕事とはいえ毎日といってもいいくらい新旧のポルシェに乗らしていただいてます。殆んど預かった修理する、又はし終わった車両や、チューニングした車両の性能テスト等で工場の近くとか、現在は名古屋万博のおかげさまで豊田市周辺にはそれまで東名高速の豊田インターの1箇所であったのが、6箇所のも増えました。豊田市周辺はぐるっと高速道が囲ってる感じでありますので、昔は夜中3時ころ東名に出て命掛けて走ってましたが、いまは、腕にちょっと自慢と経験のある方なら最高速出る場所があるんですね!!!

で、数日まえも997の最新モデルと964カレラを同日にテストしましたが、もちろん全てにおいて安心してハイスピードで997は、走りつづけます。
964はというと、997の後で乗れば表現悪いですが半分くらいの速度で走っても結構緊張します。時代の違いは16年あまり、タイヤのサイズは25%強増しており、もちろん馬力もこれも25%増してます。

よくポルシェ専門誌で比較テストレポートを有名な自動車評論家の方々がポルシェ歴代のモデルを乗り比べておられますが、紙面上は、メーカーの意向も含めそつない意見を述べられてます。
が、やはり彼等も生身の人間であり、好みもおのずと違うのですからオフレコでは色々面白い話が聞けます。

それでもポルシェはフェラーリと並び自動車のスポーツカーとしては世界を代表する双璧です。貫禄と伝統というものが存在しオーナーになった方々を大なり小なり満足させることにおいては、ただ脱帽するしかありません。
“文句あるならオマエ自分で作ってみろよ!”と、云われたら、、、、、。

最近、新車の997の納車も遅れがちです。気の短いお客さまは、1年とか2年も待ちきれません。それでその納車を待つ間、何か乗りたいのは誰でもそう思います。
お金があれば、、、。
そういう方が、中古車のポルシェを買われるので又々、中古車市場が上がります。
どちらにしましてもポルシェ、フェラーリ、そうランボリギーニもそうですし、マセラッティやアストンマーティンなど、スーパーカーとよばれる世界に不景気の文字は見当たりません。皆さんお元気です。

そういう意味では、自分はその一角のポルシェに囲まれて仕事してますので幸せと思います。自分は、ポルシェはそんなに好きではありませんが、、。多分ひがみもあってか、、。
でも、仕事でフェラーリを主にやろうとは思いません。個人的には、この世界に見せられたのが1960項半のルマン24HにおけるフェラーリP4という芸術的な真紅のスタイルをその当時小学4年生の自分がカー雑誌で見て、イナズマが走ったのです。

まあ、初恋は成就できないそうですが、、、。
だから、今でもフェラーリを身近で見ると初恋の彼女に大人のなって偶然街角で会ったような感覚になります。うぶであります。
ポルシェに関しては、冷静で努めてこれをチューニングするにはどうしたら良いかと、、しか、思いませんのでどっちかというと初恋の女性友達という感覚です。
ポルシェファンには、とても失礼ですけど、、。
言い訳ですが、だから冷静に分析できるのだと思うのです。

これが、初恋の彼女でしたらここまでいじりたおしてません。ガラスのケースに入れてじっとみてます。
ちょっと前のお話ですが、お客さまでポルシェ964ですが、それはそれは大事にしておられ、豊田に来るのもはばかられるくらいの方、もちろん洗車はご自身で、またツーリングも途中で雨でも降りそうな日は、遠出はされないそうです。
しかし、その日は朝から快晴で雨などとても降りそうにないので200Kmくらい先まで遠出されたのですが、その出先から雲行きがあやしくなりとても雨を避けて帰りそうにないと判断され、途中の町の屋根付き有料駐車場(回転式のやつ)に入れて、そこから電車で帰られたそうです。
気持がわかります。可愛い我が子なんですね1
つづく。